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幾時間も寝ていない。さすがに眠い。
今日は坂田先生とLangevin系について話し合う機会が持てた。また変なことを吹きかけられた気がする。例の如く、「何をやってる人だ?」と切り出し、「Langevin系です」と答えると研究の話になった。正直なところ、今自分のやろうとしていること(の方針)に対して、不安なところがあったので、こういったタイミングで坂田先生とお話できたのは大きかった。日ごろから多少なりともの議論をさせていただいている中川先生とあっては、第3者的な意見が聞けないと思っていたからである。中川先生の頭の中にはたんぱく質があって、俺の頭の中には熱力学とかフラクタル性というのが頭の片隅にある。Langevin系に興味があるという点で共通点はあるのだが、そういった点で相容れないところもある。あと、生意気ながら、自分の研究感と照らし合わせてどうということもある。中川先生に不満を感じていることはないのだが、研究スタイルとか研究感とか、自分の中で形成過程にあるものは、慎重に取捨選択したい。これが俺の意見である。さて、ここで坂田先生との話し合いについて詳細に述べるのは、私の眠気に反することになるので、ポイントをしぼってまとめておきたい。まず一点。観測できてないがいろいろな性質がデータとして知られている場合、適当なモデルを立ててそれを説明するという手法について。ここは一番気に掛けていた。今後の研究のスタンスを考える上で、いかにあるべきか考えあぐねていた。量子力学なんかは、説明できない現象に対して革新的な仮定を置くことによって、成功へと導いた。ただ、大事なのは構図であろうか。現象をしっかり見据えられているかどうか。今の自分にそこまで現象を見通せているのか。昨日の中川先生との議論でも、こうこうこういう現象が頭の中にあるからこういうモデルを考えることは意味があるのでは、とうことがあった。中川先生はそこにたんぱく質を見ているから、モデルに対しての目利きができる。が、私にはそういう視点が乏しい。熱力学的なイメージを働かせてということは考えているのだが、どうも発想に乏しい。そう思っていた最中、坂田先生から「おもちゃだろう」といわれた。なるほど、そうかもしれぬ。そして次に水溶液中の化学反応という話題を持ち出して、この辺をやってみてはということをおっしゃっていた。Langevin系として化学反応を扱うというのは、私にとって極めて斬新で、その場でどうであると判断が下せなかった。現状では判断が下せぬと坂田先生に伝えると、先生は高笑いをして「じっくり考えなさい」といって、部屋に戻っていった。まったく、この坂田先生には島田先生にも通じる言葉の重みが感じられる。島田先生とタイプは違えど、こういう言葉に威厳のある先生がいてくれるとこちらも助かる。まったく坂田先生という人はわからない。ちょっとうれしかったのは、Langevin系に対し、「今の時代は、こっちに向かっている」と評していただいたことである。「こっち」の示すところはわからないが、少し自分のやってることに自信がもてた。
今日は横沢先生にもお会いした。ただ、お話しをしてきただけだが、こちらもなかなか面白い会話ができた。横沢先生は島田先生と学生時代のご学友で、今は宇宙論をやっておられる方。話の内容は、昔の学生時代のお話や島田先生の学生時代の話で、今の自分と当時の学生たちとを比較させて聞いていると相違点が見えてきて面白かった。どうやら自分はある程度年をとった人の言葉に含蓄を感じるたちのようだ。島田先生といい坂田先生といい横沢先生といいしかりだ。考えてもみれば、生来そういうたちなのかもしれない。昔からおじいちゃん子だった気もするし。とはいえ、年の齢を重ねた人によくありがちな保守的な思考はない。この辺はよく若者にありがちな野心的な思考の持ち主ではあると思うのだが。
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