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振り返ってみて、結構ハードな数日間だった。忙しくても必ず日記だけは更新していたのだが、研究室に泊り込んだり、ほとんど寝てなくて家についてそのままベッドにということもあったせいか、書きたかったんだけど、更新できなかった。結構直前まで(直前は?)頑張ったつもりだが、今回発表は断念することにした。自分の中で曖昧と思えることがあるうちに、発表に踏み切るということはしたくないから。
どんな研究でも、またその過程のいかなるときにも、必ず曖昧な点,不確かな点というのは付きまとう。ただ、その中で問題視しているいくつかの点の一部だけについて、新たな知見を与える、これこそが俺等の仕事だろう。そのためには、どこを問題視し、どこをしないのかを自分の中ではっきりさせる必要がある。ここ数日間で、今自分のやってることの中で、自明と思ってたことがそうでなかったことに気づくことが多かった。まだ自分の研究像がはっきりしていない気がして、その意味でまだ発表はできないなと。なんか、つべこべ考えずポスターなりなんなりで発表しなきゃそういうことに気づけない気もするが、やっぱり学会発表するからにはそれなりの完成度を持って行きたい。うーん、まだまだ未熟だ。
正直、今回の件は結構へこんでる。学会発表は結構意識してたとこがあったから。結果が出てこない先行き不透明なということもあって、焦りも先行してる。今日の月曜ゼミでも指摘いただいたことだが、一回腰をすえてじっくり論文を読むということは必要だ。なんか、あせってしまって大事なところを読み飛ばしているところもあるから。一度、落ち着くことだ。
発表を断念し、心に隙間が出来たせいか(?)、久しぶりに日記を見てまわった。私は学部3、4年のときから、T氏の雑感とか、S氏の日々の研究とかを見て回るのが好きだった。研究者としての態度をそこから学び取ることも出来たし、何より、一線で頑張っている研究者の個性豊かな日常を見るのがなんだか面白かったから。自分が日記を書き始めたのも、前者の方々の影響が大きかった。実は、T氏の物理を使って人を笑かすような日記(?)を目標にしていたのだが、あんまりそうなってない気がする(笑)T氏の雑感にせよS氏の日々の研究にせよ、日記の体裁が人それぞれで皆違うのも魅力の一つでもある。TRMT氏の物理学者見習い日記とかは、結構個性豊かで、あぁいうのも僕は好きだなぁ。でも、日記の理想は宮沢賢治に尽きると思う。あの「雨ニモマケズ…」の文章も日記からの抜粋である。あの流れるような文章。言いたいことがなんかストレートに胸に突き刺さるようなそうな錯覚すら覚える。言葉も非常にきれい。宮沢賢治の作品は、『銀河鉄道の夜』にせよ『注文の多い料理店』にせよ、非常に描写がうまいと思う。あと、あの無駄の無さ。自分の無駄が多くひたすら書けばいいと思っている如是我感とは大きな違いである。できるものならあの領域に達したいものだ。
久しぶりなので、結構調子が乗ってる。S氏の日々の研究の11/12についてをちょっと考える。自分の能力と研究に関しての私の知見は、学部時代にお世話になったI.S大先生に大きく依拠するもので、S先生とも大枠考えは一致していた。ただ、「進退のみきわめ」というのがちょっと真新しかった。I.S先生は「自分の能力にあった研究分野を見極めることが大事」とおっしゃっていたと記憶しているが、そこには「進退の見極め」という要素は無い。I.S先生の論調は、いつも(誰でも研究者になれるという意味で)甘くそれでいて(なるには非常な努力が必要だという意味で)厳しかった。人の将来がどうなるかを予見し考えるのはあまり気が進まないこと(現在が大事だから)だが、将来ぶち当たるよもしれん問題ゆえに気になる。しばらくは、I.S先生のスタイルを貫くことが自分の中でも妥当だが、進退というのも考えに入れておかなければならぬかもしれん。それにしても南部氏の「興味ではなく、能力ですね」という言葉すごい。大事を為しえたがゆえに、重く響く。
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