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11月に入ってから、中川先生の知り合いでMichael(ミッシェル)さんがフランスのENS at Lyon(エコールノルマルスーペリオールアットリオン)から来日し、水戸に滞在している。ミッシェルさんは中川先生とコラボレートしたこともあるし、お互いモチベーションも近いしいい研究者のように思える。11月に入ってしばらくしてから、よくお昼を食べに行くようになり、かねてから自分の研究の紹介をと考えていた。ちょうど、ミッシェルさんと話すのも馴れてきたし、ちょうど頃合かなと思い、今日研究紹介をした。といっても、ホワイトボードを使った対話形式で、そんなにフォーマルな形でなく、非常にラフでいいディスカッションが出来た。英語で自分の研究を紹介するのはもちろん初めてで、部屋に入る前はB4の時に島田先生に会いに行くときぐらいのいい(?)緊張感があった。実際にやってみると、ミッシェルさんが非常に気遣って下さったお陰で、なんとかいい形で発表することが出来た!いくつかプラスになりそうな有意義なアドバイスもいただけたし、結構満足。この研究に対する個人的な信念が受け入れられたかどうかは未知数だが、いくつかの点で問題を共通認識できたのはやっぱり嬉しい。よし、ばりばり研究してやるぞ!ってな感じ。最後に聞かれた質問「この研究はいつごろからやってるんだ?」というのが少し斬新だった。研究者にとって、どれぐらいの仕事をどの期間でやるかというのはそれだけ大事なのかもしれない。この質問の答えについて、時間かかりすぎ、まぁまぁいいペース、まぁそんなもんのいずれかに判断されたかは少し興味があるが、やるペースも意識しなければならないといういい教訓になる。それにしてもLangevinの発音がよかった。さすがフランス人!日本語のランジュバンとは一味違うなぁ(笑)
イブニングセミナーに出るために茨大の工学部を目指した。原付を買った一つの理由でもあるのが、この工学部に行って研究の交流をしたり、セミナーに参加したりすることだった。念願かなって今日日立デビュー!…と行きたかったところだが、道に迷って到着できず…。google mapで確認したから、今度は到着できる…きっと。
FBM,FGNに関するMandelbrotの論文を読み込む。枠組みとかその周辺とかは理解できてきたが、核心が理解できない…。どうしてあんな定義で実際にうまくいくのか。あともう少しのところなんだが。明日再検討する。1/f^αのFourier変換はやはりまだよくわからん。D1のよっしーさんにも協力してもらっているのだが、どうもうまく導出できん。むむむ…、こっちはまだ手がかかりそうだ。長距離相関とかメモリー効果に関する約18000円もする本が欲しくなってしまった。結構マニアックな内容だが、はたして。中川先生にお願いしてみようかなぁ。
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前回の中川ゼミで発表した計算過程の詳細を追う。1/f^αゆらぎのFourier変換とかFBMやFGNの定義にかかわることを少々。ただ、式変形が追えない…。リファレンスをかき集めて読もうとするんだけど、どこが対応しているかどうもわからない。う〜ん、なぜだー。カオスセミナー4日目。日に日に時間がかかるようになってきたが、ついに今日は大幅なスピードダウン。まぁ、こっちも式が追えなかったと。なかなか手詰まりが多くてやになっちゃいます。(でも、がんばります。)
昨日、夏の学校の希望講師の選出をした。私は、①大野義嗣②中村修二③山本義隆の三氏を希望。個人的には、小泉人事顔負けのかなりいいセレクションをしたと自負しているんですが、読者の皆様いかがでしょう?今日早速そのレスポンスが先輩のSさんから返ってきて、ちょっと満足。かなり異色でしょう?
勉強について。私は大学の学部時代に教職課程を履修していた。そのときにある先生が「勉強とは、勉め強いるものだ。」とありがちな字からの説明を加えていただいた。私はどうも「勤め強いるもの」の「強いるもの」というのが腑に落ちなかった。「強いる」というのは、「強」制的にということだ。私の教義では(また、日本国憲法にも)学問は自由であるべきはずだが、それを強いるとは何事だと、そこに違和感を感じていたのだ。
当時(正確には島田先生に会うまでは)、私の頭には研究という概念が無く、学問≒勉強と捕らえていた。今思うのは、学問には、習得する(すでに知られていることを学ぶ)ということと創造する(誰も知らないことを説明する)ということの二つの立場(二面性)があり、前者は勉強にあてはまり、後者は研究であり個人的には自由であるべきものということになる。(当然、はっきりとした分類は出来ないかもしれないが、この差は大きい。)なんでいきなりこんなことを言い出したかというと、前者には強いることが必要であるか、そのさじ加減はどうするかということを思い当たったからである。
ちょっと前までは、趣味といえばテニスぐらいなもので、それも週に一回。それ以外は、勉強と研究の時間に充当させていた。ただ最近になって、原付を買ったり、Macを使い始めたり、今日なんかはグローブを買いキャッチボールをした。どうも学問以外に費やす時間が増えてきた気がする。人間、よく自分の進んでいる道を意識していないとあらぬ方向に行ってしまうもので、よくよく意識していないとなかなか思うようにいかない。特に私の場合はそうで、気づいたら「あぁ、研究進んでねぇよ」とか思うわけである。それでは意識的にするべきこととは何か、私のその一つの答えは環境を整えることである。前にも似たようなことを並べたので説明は控えるが、例えば、自分で自分を研究をやる環境に追いやるとかそういうことである。自分で自分を追いやるというのは、半ば強制ではあるが、これは自立(一般には自律)するということで少し性格が異なるものだと思う。もしそれが出来ない場合は、他から強制を受ける必要があるかもしれない。
結論だが、学問には二面性があって、簡単に分けると研究と勉強とになる。勉強は、自分で自分を追いやったり、他から強制されることが必要なようで、共通の構造として「勉め強いる」ということになる。しかし、その匙加減は難しいよな。こういう風にちょっと身の回りが変わったときに、ちょっと意識してやるのが必要なのかも。以上、自分への戒めでした。
あーつかれたー。繰り込み群ってすげえなぁー。あーもうだめだー。
原付試運転。さすが北関東(南東北)だけあって、長時間乗っていると寒い。ただ、気分はかなりいい!これで、結構足が伸ばせる範囲が広まったぞ〜。実家にだっていつでも帰れるかも(?)ただ、事故には気をつけます。
中川ゼミはやり口が甘かった気がしたが、まぁまぁ。研究の詳細はまだまだ確認を要するが、流れを大まかにつかめてそれを発表できたのがよかったのかな。Zwanzigの本を中川研で購入が決まる。ちょっと楽しみ。
今日のユーシーバークレーの人の水のお話しは消化不良に終わってしまった。やってることは遠からずとも近からずといった感じだったから、理解して下手な質問でもしたかったのだが…。う〜ん、どうも萎縮しちゃうんだよなぁ。情けない。視野を広げる意味でも、分からないものは分からないなりに話すこと、やっぱり学問の基本は「対話」にあると思うから、今日のことは反省しなくっちゃ。
しまったぁ。今日は結局4時まで研究室に居座ってしまった。あー、また生活リズムが…。夜な夜な中川ゼミの準備をしていると、自分のやろうとしてることにベストマッチしてる論文を発見。論文番号は控えてないけど、「Generalized Langevin Equation with Fractional Gaussian Noise:異常拡散うーたら」言う論文。うーん、気分は微妙。これが足がかりになるといううれしさと、なーんだ結構やられてるのかっていうつまらなさ(少し大げさ)があいまった微妙な感じ。それに、結構な時間をこれに費やしてるからなぁ、始めからこれを手がけていれば…って、それは仕方ないことかな。こういう論文があるよっていう情報が入ってくるような環境をつくるのも大事かもしれないな。まぁ、ここには関本さんの話が入ってきてないから、そこはやりがいがあるよな。
それにしても、Macのキーノート、意外に使えなかったなぁ。ほとんどpptと一緒じゃん。数式の入力もめんどくさいし。やっぱ、Mathematicaでつくってコピペが一番ラクかなぁ。最初のソフトの紹介みたいのはすごかったけど、あぁ、でもこの辺はMacはうまいなって思うね、もちろん商業戦略の上で。
長谷川ゼミでは、ジャルジンスキー不等式の話。あんななめた数学の式から、当たり前に熱力学第2法則が導けるってのはちょっと驚きだ。なんか手法が普通と違ってるよなぁ。あんな当たり前の式から、しっかり基礎的な物理法則を導くっては対したもんだ。式それ自体は至極普通なんだけどなぁ。あと、長谷川先生の論文に対する姿勢は、ちょっと勉強になった。簡単に言うと、人の論文を読むときには、おもちゃモデルでも自分の興味ある対象に摩り替えてやってみることが大事だって事。島田先生も、人の研究の話を聞くときは、自分の研究を常に頭に入れて聞く(相手の研究の、どこが自分の研究に生かせるかとか)ことが大事だとおっしゃっていたし、それに通じるものがあるなぁ。たとえ他の誰かが作ったフレームワークの上で研究をしても、それを実際にやることで自分の考えも整理できるし、逆にそれをやることで新たな問題点が見えてくる可能性だってある。まぁ、その問題点が見つかるって事は幸せなことだが、往々にして普通の結果に成り下がってしまうときがある。まぁ、それはやってみなければわからないことだし、自分の直感を信じるより仕方あるまい。長谷川先生がそれを評して「牛を馬に変えたような論文」と言うのはなかなか面白いことだと思う。(いつぞに似たようなこと書いた気がするけど、自分への再確認の意味で書き直してみました。) なんか、若干テンション高いな。早く寝ないと。もうすぐ5時になってしまう…。
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