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少しゆっくりしすぎたかな。昨日の夜に京都を発って、実家埼玉に戻って、友達に会ったり、前のバイト先に戻ったり、家でゆっくりしたり・・・。シミュレーションを見直したりしたかったんだけどなぁ。
ジュンク堂でいろいろと本を見て回る。研究集会中に指摘された自分の研究についての知識を補うため。うん、まぁ、主に論文を読むことが大事だとは思っているんだけど。今回は実験の話でFLETとかETとか、今まで気にしてなかったようなどういう風にしてデータを取っているのかが気になってきたから。今まであまり見て回っていなかった生物実験の本とかを眺めていると、知らなかった面白いことがたくさん書いてあってわくわくした。自分が普段目にかけていなかった書棚が、急に自分の興味の対象になると楽しくなる。自分の視野が広がるような、知識欲がかき立てられるというか。よくうまく説明できないけど、きっとこういうのって誰にもあるんじゃないかな。研究者というよりは、純粋に学問を楽しむ者の側面って。私は日大の出で、そんなに既存の理論を学習するのは得意じゃないけど、こういうことに気づいたり楽しめたりできるってのはなんかありがたいことだなぁ。水戸にいては、なかなか本を見て回ったり、セミナーに出たりして視野を広める機会が少ないから、こういうときにいろいろと詮索しないとなぁ。
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今回の研究会はなかなか収穫があった。研究会を通じて、割と実験屋さんが多かった気がしたが、それがまたいい刺激になった気がする。今日の発表では、佐々先生のお話と柳田先生のお話が面白かった。佐々先生の研究は、harada-sasa論文以外にはほとんど知らなかったので、今回の発表を聞いてるうちに、佐々先生の取り組んでいることの全体像がはっきりしたような気がする。話を聞いていて、自分の研究に関する位置づけもわりかしはっきりしたような気もする。まだまだ実力差はあるが、研究のレベルでひけをとりたくないなぁ。切実に。こういう研究会のとかに来ると、自分の研究がまだ実態を持っていないことが恥ずかしくなる。修士の弱さも感じる。そう思いたくはないが。いつか対等に話し合えるようになりたい。柳田先生のお話は、これまで聞いてきた実験屋さんのお話の中でも、物理的な立場をしっかり理解している人だと思った。これまでやってきたことも多いに評価できることだし、すごい人だ。今回お話をする機会がとれなかったが、またいつかお会いしたときに、メモリー効果の実験の話や今興味を持っておられる現象とか聞いてみたいな。
昨日の夜に今回お知り合いになった、TK大のAさんとN大のIさんK大のFさんと自分の研究についてお話しさせていただいた。案の定、興味を示していただけたようで、ちょっとうれしかった。自分のやってることの結果が出てきていないのが、唯一にして最大の欠点ではあるのだが。実験に加担しておられる方もいらしたので、自分の中で曖昧であった点をはっきりさせることもできたし、その知識も補うことができた。実験のことは疎かったので、いや疎すぎたので、情けないなと思う。Aさんから「説明をもっとうまく」と評され少しへこむ。これも自分の研究の論理がうまく組み立てられていない証拠であろう。研究の途中段階であり、まだ論理が通せきれていないということもあろうが、現段階でやってることもまともに説明できないというのは誠もって反省すべきだ。説明のうまい人、説明の下手な人というのもあろうが、私は説明のうまい人ほど秩序立てて物事を理解していると思う。私はまだその域に達していない。明日から東京。
今日の研究会は、割と分子モーターの話に特化していて、メモリー効果というものが見当たらなかった。ちょっと予想外。でも、今までどういう流れで生物物理学が出来上がっていったのかということと、実験屋さんの恐ろしいなぁということを知ることができた。前者のお話は大沢先生のお話で、これまでの研究の簡単なダイジェスト、というより自分の中に残ったのは、今後の生物物理に関する提言のこと。構造と機能との連関、既存の生物学について(物理は絵で描けない)、具体的なものはゆらぎの階層性とかそのへん。これまでの生物物理の流れをくむには十分な内容だったし、大沢先生の考えている今後向かうべき道もある程度理解したつもり。後者のお話は、徳永先生のお話。熱揺らぎを押さえて準静的に近づけるとか水素結合を測るとか、思いついても一見実行できなそうなことやってのける実験屋さんってすごいなぁって思った。あと、個人的な目玉としていた関本先生のお話は、ちょっと難しすぎて理解できなかった。メイントピックスは2つ。アロステリック効果に関するモデルをfuelとloadの二つにわけ、ある特定の状態のみ相互作用させるというもの。もう一つは、揺らぎのエネルギー論に関して、熱浴の階層性を考えるというもの。何となくいいたいことはわかるのだが、深い理解に至らしめることはできなかったように思う。特に熱浴の階層性に関しては、どうもそれを考える必然性が理解できなかった。まだ自分が取り組むべき問題でないということか、自分の理解が浅いのか。いずれにしてもよくわからない。
今日の朝食。たまたま関本先生と居合わせて、食事をご一緒させていただいた。想像よりも関本先生はずっと親しみやすい方で、落ちついた雰囲気で和やかに談笑できた。あぁいう雰囲気、好きだなぁ。今まであってきた物理屋さんの中でも、少し特徴のある雰囲気で、いや、一般社会にはあぁいういい感じに落ち着いた人はいるのであろうが、物理屋さんの中では珍しいと思う。何にせよ、言葉を選ぶように少しずつ語っていく物腰、何か人を温和にさせる人柄、とても好感が持てた。想像では、もっと気難しい気がしたのだが、ずっといい人だ。
散歩。もう紅葉が終わりかけているもみじ。太陽の光を受けてキラキラ光る川。京都独特の建物。それの醸し出す古都情緒。なんかいいなぁ。旅行ってやっぱいい。
今日から京都。いつもは鈍行で向かっていたのだが、久しぶりに新幹線を使った。これでめっちゃ早く着くぞ〜とか思ったら、間違えてこだまに乗ってしまう。結局ゆっくりとした旅路。まぁ、こういうのは好きなんだけど。
電車の中とかバスの中とか、外の風景をただ漫然と眺めているのはすごく好きだ。実利的な観点に立つと、極めて非生産的な気もするけど、同じ風景は2度みることはないのだし、見ていてなんか楽しい。なんでかな?でも、楽しい。なんかちょっと想像力が豊かになるような、そんな感じ。ちょっと新幹線は早すぎる気もするけどね。
昨日思いついたモデルについて考えてみる。まだまだつめる余地はありそうで、やっぱあるんだろうなという感じ。ただ、数値計算でいろいろ遊んでみたい気がしてきたので、水戸に戻ったら本を調べたりプログラムをくんだりしてみよう。ただ、今はもうちょっと考え馳せてみる。明日からは研究集会。
久しぶりに駒場に行く。考えてもみれば、駒場に来たのは大学院の入試以来かな?ずいぶんとご無沙汰していた気がする。あれ、いや、中川先生のセミナーで冬にもいったっけか?まぁ、それにしてもかれこれ一年ぶりぐらいかな、なんか懐かしい気がする。ちょっと院試のときを思い出した。
高塚研にお邪魔する。本来は先輩のKさんから預かった本をO氏に渡すという手はずだったが、事前連絡の上(改め、強引に巻き込んで)O氏とT氏とで夕食をともにいただく。ノーブルな会話に終始するかと思ったが、意外と雑多なおしゃべりが多くて楽しかった。フレッシュバーガーうまっ!
それにしても相変わらず東京はごみごみしている。田舎暮らしに慣れてきたせいか、人ごみの中を歩くのにちょっと抵抗を感じた。でも逆に、久しぶりに人ごみを歩いたから何か少し斬新だった。前々から思っていたことだが、日本ではレディーズファーストが徹底していない。別に、日本でレディーズファーストを徹底させるべきだとは思わないが、ちょっと歯がゆいときがある。今日の帰る途中に重い荷物を持った女性がいた。ちょうど私が階段を上っている横で、歩きにくそうなハイヒールで、重いバッグを持って一段ずつ上っていた。横にいた私は手助けしようと思ったが、それ以上になんか白々しい男だなと思われるのが嫌で結局手助けしなかった。私が初めて海外に行ったときは、レディーズファーストが徹底しているのに驚いた。海外にいるときには、郷にいりてはなんちゃらでそれを実践していたのだが、日本ではなかなかそれが実践しにくい雰囲気がある。日本のそういう自分を表に出さない穏健な雰囲気はすごく好きなのだが、こういうときに不便を感じる。もちろんこれは相手にもよるし時と場合によることだろう。もしこの相手が異性の特別な関係者であれば、おそらくたいていの人はそこに手を差し伸べるのだろうと思うし、人が全然いなくて自分以外に助ける人がいないとなれば手伝うだろうと思う。こういうことって何もレディーズファーストに限らず、電車で席を譲ったり、けんかを仲裁したり、困っている人を助けたり、そういう思いやりみたいなものにもつながる大事なことだと思う。そういうことができるようにならなきゃなとは思うんだけど、風土とか社会の風潮との不一致でしにくいときってなんか歯がゆいなぁ。私がまだまだ未熟だということもあるんだろうけどなぁ。
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