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集中講義二日目。主に位相リセット曲線に関して。 位相リセット曲線を具体的に求められる系として、van der pole方程式を差しあいに出し、その位相リセット曲線から位相方程式をだす。 van der pole方程式だけでなく、極座標系やjosephson素子、Bz反応でも(?)位相リセット曲線が解析的に出せるとか。 詳細は、周辺論文や蔵本先生の書いた本(散逸構造とカオスかな)に載っているそうだが、解析的にせよ数値的にせよちょっとした応答を見るだけで、位相方程式が導出できるとは、面白い。 研究として手を出すつもりはないが、現象として非常に意義のあることを言っているような気がした。 改めて蔵本一派の貢献は大したものだと感じた。 集中講義の後半は、ふと自分の研究のことに思い当たることがあって脱線。 思いつくことの有ること無いことをレポート用紙に書き留める。 なんかふと自分の研究の方針が明確になった気がする。 簡単なモデルを一つ思いついたので、すぐにでも数値計算したかったが、集中講義をすぐに抜け出すわけにもいかず、かといって、脱線したから講義の内容もわからず。 結局、後半の30分ぐらいは自分の考えを煮詰めることに徹した。 この二日間の講義で、田中先生にはお世話になった。学生の対応もしっかり汲み取っておられたし、質問に対する対応も非常に紳士的で好感が持てた。 何より、位相方程式や位相リセット曲線の話など簡潔にまとめられていたので、大枠を理解することが出来てよかった。 回路の話など、しんどかったところもあったが、総じて非常に役立った。
講義後、早速モデルをシミュレーションし、しばらくしてまぁまぁそれらしい結果が出た。 物理的直感に合ういい結果だ。 統計平均を取って、しっかりした結果を出そうと思ったが、プログラミングに問題が…。 明日、それを補正できればいいなぁ。 まぁ、たいしたモデルでもたいした結果でもないかもしれないが、ちょっと詰めてみたい。
前坂田研で現東大ドクターのOKYMさんとちょっとしたお話することができた。 OKYMさんは、同業者と言うほど同業者ではないが、それなりに自分のやってる方面に興味があるらしい。 茨大の物性研の面々は、自分のやってることに興味を持ってる人が少ない。 そういった意味で、似たような分野に興味を持ってる人と話せるとなんか面白い。 もう少しこういった人が多いと張り合いも出てくるのだが…。 まぁ、仕方ないか。非線形非平衡自体マイナーな分野でもあるのだから。 それと、坂田研のD2の石川さんとも今日はお話した。 石川さんはシンプレクティックインテグレーターに興味があったらしく、俺の話を聞きつけて一緒にお話できた。 シンプレクティック解法、および、そのpoincare写像をとるプログラムを差し上げると非常に喜んでいただけたので、なんだかこっちまでうれしくなった。 自分のやってきたことが人の研究に役立つと言うのは、なんだかうれしい。 坂田研の方々は、俺のやってる方面に興味を持っている方はいるのだが、どうも量子色が強い気がする。 まぁ、原子核理論の研究室だからしょうがないともいえるのだが。 俺の扱ってるのは古典系なので、量子論に話が傾いてくると、興味がさほどないせいか、どうも理解が遠のく。 だから、量子論に話が伸びてくるたびに、なんだかなぁと思ってしまう。 ミクロスコピックな系を扱うのもいいんだけど、まずはマイクロスコピック,メゾスコピックな系を扱うのがいいと思うんだけどなぁ。 っていうか、Langevinでさえも結構ミクロな議論が出来ているのではないかとも思う。 坂田研自体、「化学反応を量子力学で」という意識が強いせいか、量子的な描像を頭に入れてる人が多い。 現段階で、そんなに化学反応を扱えるとも思いにくいのだが…。 まずは、Langevin方程式で熱力学的構図をしっかり捕らえなおす。 その上で…と言うならまだ話はわかる。 けど、ちょっと話がぶっ飛んでるんじゃないかと時々思う。 まぁ、研究のスタンスは人の好き好きだ。文句言うことでもないんだけど。
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