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うへぇ、昨日の筋肉痛が。
今日は西森先生の集中講義一日目。内容は、ブラウン運動からFokker-Planck,マスター方程式らへんまで。中川ゼミとかで、ちょっと独りよがりでやっていた内容だけに、こうやってまとまった形で講義をしていただけると、知識の整理に非常に役に立つ。(昨日の話にもつながるなぁ。)個人的に既知の内容が多かったが、自分の中で曖昧になっていた点、捉えるべき見方を講義の中で質問としてぶつけることが出来たのが非常によかったし。楽しかった。いろいろ勉強になった。特に目からうろこだったのが、くらまーすあんどもやる君(西森先生風に)の考え方。あれはマスター君を求める上で、遷移確率とかは非常に決めにくいから、それを何とか観測量に落とすためのものという視点だ。あの辺は、ただ字面だけ追っていた感があって、どうも釈然としない感じだったが、なるほど、上のように理解しておくべきものだったのか。なるほど、これは結構いけてるなって思ったけど、よく考えたらくらまーすあんどもやる君に出てくるモーメントは実験から一意に決めるのは難しい…というよりは、定常状態では一意に定めることが出来そうだが、非平衡でどこまで使えるものかというのは疑問に残る。ただ、まぁ、なんか、結構応用できそうだなって感じ。初日の講義としては、質問も積極的に出来たし、結構満足。
ってなわけで、今日は飲みました。Nセンセーの話は面白い。俺もこれぐらい面白い人間になれたらなーと思う。熱力学の試験のときに、パチンコが開店してるのを見つけてそのまま入店して、熱力学の単位を落としたとか、学生のときに飲みの席でバイト代をばら撒いたとか…、いや、これ以上はあんまり書かないほうがいいかな(汗) あくまでNセンセーの話であって、今日ご講演なさっていた西森先生とは(おそらく)関係はありません。
今日の飲みの帰りに、ゴミ置き場にあった地球儀を持ち帰る。ソビエト社会主義連邦共和国とか路線図で当時つながってなかった線を見つけたりして、見てると楽しい。ガラクタを集めたりめざとくなったりするのは、酔っ払いの習性かなぁ。気づいたら電話番号の登録件数が増えてたり、変てこなメールを友達に送ったりする習性もあるんだよなぁ。これもよくない癖だなぁ。なおそうと思うんだけど、気づいたら直ってないんだよなぁ。酔っ払うとこういうのが暴発していかんなぁ。でも日記の更新でちょっとまじめな雰囲気に戻ってるってのが、なんとも不思議だなぁ。さっきまでテンション激高だったのに…。Kさんに日記のテンションと普段のテンションでギャップがあるから二重人格なんじゃないかって疑われてるしなぁ。…。
今日は西森先生の集中講義一日目。内容は、ブラウン運動からFokker-Planck,マスター方程式らへんまで。中川ゼミとかで、ちょっと独りよがりでやっていた内容だけに、こうやってまとまった形で講義をしていただけると、知識の整理に非常に役に立つ。(昨日の話にもつながるなぁ。)個人的に既知の内容が多かったが、自分の中で曖昧になっていた点、捉えるべき見方を講義の中で質問としてぶつけることが出来たのが非常によかったし。楽しかった。いろいろ勉強になった。特に目からうろこだったのが、くらまーすあんどもやる君(西森先生風に)の考え方。あれはマスター君を求める上で、遷移確率とかは非常に決めにくいから、それを何とか観測量に落とすためのものという視点だ。あの辺は、ただ字面だけ追っていた感があって、どうも釈然としない感じだったが、なるほど、上のように理解しておくべきものだったのか。なるほど、これは結構いけてるなって思ったけど、よく考えたらくらまーすあんどもやる君に出てくるモーメントは実験から一意に決めるのは難しい…というよりは、定常状態では一意に定めることが出来そうだが、非平衡でどこまで使えるものかというのは疑問に残る。ただ、まぁ、なんか、結構応用できそうだなって感じ。初日の講義としては、質問も積極的に出来たし、結構満足。
ってなわけで、今日は飲みました。Nセンセーの話は面白い。俺もこれぐらい面白い人間になれたらなーと思う。熱力学の試験のときに、パチンコが開店してるのを見つけてそのまま入店して、熱力学の単位を落としたとか、学生のときに飲みの席でバイト代をばら撒いたとか…、いや、これ以上はあんまり書かないほうがいいかな(汗) あくまでNセンセーの話であって、今日ご講演なさっていた西森先生とは(おそらく)関係はありません。
今日の飲みの帰りに、ゴミ置き場にあった地球儀を持ち帰る。ソビエト社会主義連邦共和国とか路線図で当時つながってなかった線を見つけたりして、見てると楽しい。ガラクタを集めたりめざとくなったりするのは、酔っ払いの習性かなぁ。気づいたら電話番号の登録件数が増えてたり、変てこなメールを友達に送ったりする習性もあるんだよなぁ。これもよくない癖だなぁ。なおそうと思うんだけど、気づいたら直ってないんだよなぁ。酔っ払うとこういうのが暴発していかんなぁ。でも日記の更新でちょっとまじめな雰囲気に戻ってるってのが、なんとも不思議だなぁ。さっきまでテンション激高だったのに…。Kさんに日記のテンションと普段のテンションでギャップがあるから二重人格なんじゃないかって疑われてるしなぁ。…。
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今日は久しぶりにテニスをした。最近はM2の修論のまとめ作業の時期。いつもテニスをやっていたKさんも近頃は家にこもって修論を仕上げているようだし、Sさんも度々修論の草稿を印刷している。皆忙しそうだ。やったことをまとめるという作業は、大変なことと思う。自分の勉強したことを思い出したり、データをまとめたり、それをタイプしたり。2年間の蓄積に対してそれらをやるんだから、そう容易い作業じゃないと思う。ただ、必要なこととも思う。自分のやったことを体系的にまとめると、知識や研究の流れをスッキリさせることも出来るし、自分の不十分なところにも目をつけられる。来年はわが身かぁ…。
そんなわけで、しばらくやってなかったテニスだが、今日は一人で壁打ち…と思ったら、たまたま一人で打っている人(Uさん)がいたので、お相手をしていただく。ラリーの感覚では、やっつけられそうな気がしたが、いざ試合をすると6-4で負けてしまった。あちゃー。どうも前の玉の処理ができていなかった。目はついていくんだけど、足が動かない。うーん、現役には勝てんのかなぁ。4-4からもう少し粘りたかった。というか、後ろで打ち合う形で試合をもっていくべきだったのかな。しばらくぶりにやって、前に出てボレーなんてなかなかうまくはいかんよな(苦笑) いや待てよ、ラリーを打ってる最中に後方で打ち合う形での展開は不利と読んで、前で勝負させたとか? いや、考えすぎか。いずれにせよ、後半は足ががくがく。1セットでこの有様かぁ↓情けない。Uさんとメアドを交換し、また一人院生テニス連盟が増える(笑)
FBMの論文。導出できなかった関係式が、最初の地点でのミスが原因だと気づき導出に成功する。しばらく時間を空けたお陰で(?)虚心に解くことが出来た。どう考えてもならないと思っていたら、計算過程でなく、最初だったのかぁ。くだらんミスだったなぁ。でもそのお陰で、また新たな課題が見えてきたので、明日以降に頑張らなくては。明日から集中講義。
そんなわけで、しばらくやってなかったテニスだが、今日は一人で壁打ち…と思ったら、たまたま一人で打っている人(Uさん)がいたので、お相手をしていただく。ラリーの感覚では、やっつけられそうな気がしたが、いざ試合をすると6-4で負けてしまった。あちゃー。どうも前の玉の処理ができていなかった。目はついていくんだけど、足が動かない。うーん、現役には勝てんのかなぁ。4-4からもう少し粘りたかった。というか、後ろで打ち合う形で試合をもっていくべきだったのかな。しばらくぶりにやって、前に出てボレーなんてなかなかうまくはいかんよな(苦笑) いや待てよ、ラリーを打ってる最中に後方で打ち合う形での展開は不利と読んで、前で勝負させたとか? いや、考えすぎか。いずれにせよ、後半は足ががくがく。1セットでこの有様かぁ↓情けない。Uさんとメアドを交換し、また一人院生テニス連盟が増える(笑)
FBMの論文。導出できなかった関係式が、最初の地点でのミスが原因だと気づき導出に成功する。しばらく時間を空けたお陰で(?)虚心に解くことが出来た。どう考えてもならないと思っていたら、計算過程でなく、最初だったのかぁ。くだらんミスだったなぁ。でもそのお陰で、また新たな課題が見えてきたので、明日以降に頑張らなくては。明日から集中講義。
そういえば、節分しなかったなぁ。コンビニで節分用の豆とか、明らかに怖そうじゃない鬼の面とか、そんなの並んでたっけ。でも一人暮らしで寂しく「鬼は外、福は内」なんて言っても悲しくなるだけかもなぁ…。
今日は朝に県立図書館に借りた本を返して、昼に好文庵で食事して、それで、研究室に居座って、また大学の図書館行ったり。どうも研究がうまく行ってないときは本にすがりつく癖があるようだ。話は変わるが、どうも図書館員の人は私は好きになれない人が多いが、茨大図書館の初老のおばぁちゃんだけは、どうも頭が上がらない。なんか、対応が丁寧と言うか、徳を感じるんだよなぁ。最初に面識をもったのは、結構前に書庫に入って「ランジュバン方程式」って本を借りたとき。そのときにそのおばあちゃんが声をかけてきて、ランジュバンの話をしてくれて、それが結構衝撃的だったんだよな。そのあと、時間ギリギリで貸し出しを締め切った後だったんだけど融通効かしてくれて本を貸し出してくれたり、本のリクエストを出したときに一言二言賛同してくれるようなコメントくれたり。いや、なんか、そういうんじゃないなぁ、なんかすげぇ人に感じるんだよなぁ。よくわからんが。そういえば、今日はカウンターのところでアンデルセンの小説読んでたなぁ。
中川先生にゼミの日程の連絡で、「月曜から集中講義があるので、ゼミは水曜か今週は無しにしましょうか」と言ったら、「速水君を一週間も野放しにはできないから…」とのご連絡を頂く。信用ねぇなぁというか、実質の「さっさとやることやりなさい」宣言と心得た!やべー。悠長に確率論なんて勉強してる場合じゃねぇ。明日のテニスの予定も長谷川先生からキャンセルの連絡いただいたことだし、明日はゼミの準備だなぁ。あー、完璧な状態でゼミに臨まないと大変なことになりそうだなぁ…。テニスしてぇ。
今日は雑多なので、まじめな話も。確率関数と確率測度の違いが分かった気がする。測度は「測れるかどうか」と考えた方がいいと思っていたが、なんか概念的に粗視化に近いんじゃないかなと思う。確率関数が一番微視的に見てる感じで、事象とかってのになるとぼやっとしてくる感じかな。木のフラクタル次元をボックスカウンティングで測ったときみたいにきれいな粗視化じゃないけどさぁ。そんな気しません?あと確率変数って、確率空間上の可測関数のことだったんだ。変数ってイメージしかなかったけど、いわれてみると確かに関数だな。何も知らなかったんだなぁ、俺。
TRMT氏の日記が英語になって、(日本人から見て)読みにくくなった。あと、Tっち論文出すのかー、すげぇなぁー。俺もがんばらなきゃなぁー。
今日は朝に県立図書館に借りた本を返して、昼に好文庵で食事して、それで、研究室に居座って、また大学の図書館行ったり。どうも研究がうまく行ってないときは本にすがりつく癖があるようだ。話は変わるが、どうも図書館員の人は私は好きになれない人が多いが、茨大図書館の初老のおばぁちゃんだけは、どうも頭が上がらない。なんか、対応が丁寧と言うか、徳を感じるんだよなぁ。最初に面識をもったのは、結構前に書庫に入って「ランジュバン方程式」って本を借りたとき。そのときにそのおばあちゃんが声をかけてきて、ランジュバンの話をしてくれて、それが結構衝撃的だったんだよな。そのあと、時間ギリギリで貸し出しを締め切った後だったんだけど融通効かしてくれて本を貸し出してくれたり、本のリクエストを出したときに一言二言賛同してくれるようなコメントくれたり。いや、なんか、そういうんじゃないなぁ、なんかすげぇ人に感じるんだよなぁ。よくわからんが。そういえば、今日はカウンターのところでアンデルセンの小説読んでたなぁ。
中川先生にゼミの日程の連絡で、「月曜から集中講義があるので、ゼミは水曜か今週は無しにしましょうか」と言ったら、「速水君を一週間も野放しにはできないから…」とのご連絡を頂く。信用ねぇなぁというか、実質の「さっさとやることやりなさい」宣言と心得た!やべー。悠長に確率論なんて勉強してる場合じゃねぇ。明日のテニスの予定も長谷川先生からキャンセルの連絡いただいたことだし、明日はゼミの準備だなぁ。あー、完璧な状態でゼミに臨まないと大変なことになりそうだなぁ…。テニスしてぇ。
今日は雑多なので、まじめな話も。確率関数と確率測度の違いが分かった気がする。測度は「測れるかどうか」と考えた方がいいと思っていたが、なんか概念的に粗視化に近いんじゃないかなと思う。確率関数が一番微視的に見てる感じで、事象とかってのになるとぼやっとしてくる感じかな。木のフラクタル次元をボックスカウンティングで測ったときみたいにきれいな粗視化じゃないけどさぁ。そんな気しません?あと確率変数って、確率空間上の可測関数のことだったんだ。変数ってイメージしかなかったけど、いわれてみると確かに関数だな。何も知らなかったんだなぁ、俺。
TRMT氏の日記が英語になって、(日本人から見て)読みにくくなった。あと、Tっち論文出すのかー、すげぇなぁー。俺もがんばらなきゃなぁー。
今日はゆっくり集中してやる時間が結構あったのに、じっくり出来なかった。集中力が足りんなぁ。ここ数日、FBMの論文から派生して、数学的にしっかりしたBrown運動や確率論,確率積分のことが気にかかってきた。FBMでやっていること自体、Brown運動の議論にもとづくものだったから、もとを正せばしっかりやっておかなければならないことではある。そうはいっても、数学的なバックグラウンドの少ない俺にとってはなかなか大変なもので、今日はやたらめったたら本を借りてはバラバラめくったり、あーだこーだと考えたりで、あんまり的を得たことは出来なかった気がする。そう考えると、やっぱFBMの論文ってのは俺にとっては高いハードルなのかもな。
もっとも今やるべきことは、別に数学的フォーマリズムをしっかりやるというよりは、もっと物理的なイメージをしっかり持つこと。FGN,FBMのシミュレーションが出来ても、物理的なイメージがなきゃそれをGLEにのっけることができない。中川先生からご指摘いただいたのもこの点で、まことに恥ずかしい話だが、前の話し合いのときはホワイトノイズのイメージすらまともに持てていなかったことに気づかされた。そういったことを意識してやるべきなのだが。
田崎さんの集中講義関連で相対エントロピーについて調べる。どうも相対エントロピーの概念がつかめなかったので、調べてレポートに添付しようと思ったが、間に合わなかった(苦笑) 結果、相対エントロピーとは「二乗誤差の概念に近いもので、分布の近さを測ることが出来るもの」だと言うことがわかった。集中講義では「分布の距離のようなものだ」と田崎先生がおっしゃっていたので、分布の近さを測るという点では、そうかと思っていたのだが、二乗誤差の概念に近いという視点は個人的になるほどと思った。(そもそも距離っていう概念自体二乗誤差の概念に近いのかな?) 距離だったら何で(x^2+y^2)^(1/2)とかしないんだろうとか思っていたが、単なる操作上の問題なのかな、よくわからん。ただ、この相対エントロピー。すげぇ。やってみると、まだまだ可能性のある概念なんじゃないかなって思う。マジ期待。相対エントロピーを使って、自分で熱力学を作りましょうなんて、確かに考えて見たくなっちゃうよな。そう思ったけど、結局式が一行も書けず、あー俺熱力学も統計力学も一人で組み立てる力なんてまったく無いんだなと自覚。田崎さんの熱力学を勉強しようというモチベーション増加。
なんかここになって、知的欲求が暴発気味。がっつり勉強したい気分になってきた。
もっとも今やるべきことは、別に数学的フォーマリズムをしっかりやるというよりは、もっと物理的なイメージをしっかり持つこと。FGN,FBMのシミュレーションが出来ても、物理的なイメージがなきゃそれをGLEにのっけることができない。中川先生からご指摘いただいたのもこの点で、まことに恥ずかしい話だが、前の話し合いのときはホワイトノイズのイメージすらまともに持てていなかったことに気づかされた。そういったことを意識してやるべきなのだが。
田崎さんの集中講義関連で相対エントロピーについて調べる。どうも相対エントロピーの概念がつかめなかったので、調べてレポートに添付しようと思ったが、間に合わなかった(苦笑) 結果、相対エントロピーとは「二乗誤差の概念に近いもので、分布の近さを測ることが出来るもの」だと言うことがわかった。集中講義では「分布の距離のようなものだ」と田崎先生がおっしゃっていたので、分布の近さを測るという点では、そうかと思っていたのだが、二乗誤差の概念に近いという視点は個人的になるほどと思った。(そもそも距離っていう概念自体二乗誤差の概念に近いのかな?) 距離だったら何で(x^2+y^2)^(1/2)とかしないんだろうとか思っていたが、単なる操作上の問題なのかな、よくわからん。ただ、この相対エントロピー。すげぇ。やってみると、まだまだ可能性のある概念なんじゃないかなって思う。マジ期待。相対エントロピーを使って、自分で熱力学を作りましょうなんて、確かに考えて見たくなっちゃうよな。そう思ったけど、結局式が一行も書けず、あー俺熱力学も統計力学も一人で組み立てる力なんてまったく無いんだなと自覚。田崎さんの熱力学を勉強しようというモチベーション増加。
なんかここになって、知的欲求が暴発気味。がっつり勉強したい気分になってきた。
今日は物性談話会で京大の藤本先生のご講演。イントロのところで頑張って質問するも、後半は撃沈。話の流れはRVBだったかな?なんかスピンをシングレットとかみたいに見るモデルがあって、それで説明できるんじゃないかって注目されている現象(というか物質)がある。それをσモデルに縦方向のゆらぎを加えて考えたモデルを使って、そこに非摂動的に繰り込み群からアプローチしようと言うもの。やっていることはすごく技巧的で、特に後半は式がごちゃごちゃしててとても終えたものじゃなかった。研究に対してではなくあくまでも私個人の意見だが、あぁいうのを見せられると物性物理も転換期なのではないかと思う。あれだけテクニカルな計算をしていて、計算手法自体はすごくきれいなのに、モデルはと言えば何年も前のモデルを抜け切れずにいる。もちろん既存のモデルでも、そのモデルで多様な物理現象を説明できるものもあるし、それに対しいろんなアプローチを仕掛けて物性の一側面に迫ったりすることは有意義ではある。ただ、新たな現象に対して何でも既存のモデルを使って説明しようとするよりは、もっと自由にモデルを提唱したりという方が楽しいと考える。もちろん、既存のモデルが物性物理何十年の淘汰を経てきて残っている結果なのかもしれないが。
研究者、というよりは、人間誰しも今まで自分がやってきたことを否定される(or否定する)ことはつらいことである。自分がやってきたことを否定することは、その人の人格や存在に関してもまでも否定をすることにもなりかねるからである。それゆえ研究者においても、大学院生生活何年間で勉強してきたこと習得してきた技術というのは捨てきれないものであろう。ただ研究に至っては、これまで勉強してきたことさえ捨てることも覚悟しないといけないときもあると思う。もちろん、今まで培ってきた研究手法でがんがんやっつけていくと言うことも出来ようが、それでは攻め方が単調で自由な発想が出来ないのではないか。いつか中川先生に研究のオチのつけ方について尋ねたところ「いつもオチのつけ方は悩む。自分の得意技みたいなものができても、今度はそれを壊そうともする。」というようなことをおっしゃっていた。なかなか過激なことを言うなとそのときは思ったが、自由な発想と言う意味では、そういうスタンスにおいてのみうまれうるものなのかもしれない。
もちろん、量子スピン系の否定をしようというわけでもなく、藤本先生の仕事に関して毛頭否定しようという気もないし、現段階では否定は決して出来ない。私なんかよりも研究者としてはずっと先輩でもあるし、実力もはるかに上であろうから。ただ、注目すべき現象は物性においてだけではない、生物や社会現象などもっと広い範囲であるのだから、それに固執する必要は無いのではないかとは思うときがある。もちろん、固体物性が面白いと言うことでやっているというのであれば、そんなこと示唆する必要もまったくないし、というか示唆する資格すらないとも思うが。現時点では名刺(研究結果)すらもたない研究者にしか過ぎないわけだから。
今日は他にもいろいろ書きたかったが、夜も深けてきたのでここまで。
研究者、というよりは、人間誰しも今まで自分がやってきたことを否定される(or否定する)ことはつらいことである。自分がやってきたことを否定することは、その人の人格や存在に関してもまでも否定をすることにもなりかねるからである。それゆえ研究者においても、大学院生生活何年間で勉強してきたこと習得してきた技術というのは捨てきれないものであろう。ただ研究に至っては、これまで勉強してきたことさえ捨てることも覚悟しないといけないときもあると思う。もちろん、今まで培ってきた研究手法でがんがんやっつけていくと言うことも出来ようが、それでは攻め方が単調で自由な発想が出来ないのではないか。いつか中川先生に研究のオチのつけ方について尋ねたところ「いつもオチのつけ方は悩む。自分の得意技みたいなものができても、今度はそれを壊そうともする。」というようなことをおっしゃっていた。なかなか過激なことを言うなとそのときは思ったが、自由な発想と言う意味では、そういうスタンスにおいてのみうまれうるものなのかもしれない。
もちろん、量子スピン系の否定をしようというわけでもなく、藤本先生の仕事に関して毛頭否定しようという気もないし、現段階では否定は決して出来ない。私なんかよりも研究者としてはずっと先輩でもあるし、実力もはるかに上であろうから。ただ、注目すべき現象は物性においてだけではない、生物や社会現象などもっと広い範囲であるのだから、それに固執する必要は無いのではないかとは思うときがある。もちろん、固体物性が面白いと言うことでやっているというのであれば、そんなこと示唆する必要もまったくないし、というか示唆する資格すらないとも思うが。現時点では名刺(研究結果)すらもたない研究者にしか過ぎないわけだから。
今日は他にもいろいろ書きたかったが、夜も深けてきたのでここまで。