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今日の集中講義はある意味面白かった。講義の内容自体は、スピングラスの実験の面白いデータの紹介、Edward-Anderson模型、フラストレーション、アニール系とクエンチ系など、まぁこの辺までは面白かったのだが…。レプリカ法以降、RCB(Replica Symmetry Breaking)などどうも怪しげな議論が続く。物理屋さんが数学に大らかであるとはいえ、ここまでひどい扱いをしているとどうも疑わしい。ひどい極限のとり方をして、かってに自然数とかって仮定を置いたり、ありえないようなサドルポイントメソッド使ったり、解けないものをどうにかして解くということで、あの手この手で問題を摩り替えているのはわかるんだけど…。よくあそこまで大雑把に扱っていて、これだけの結果が出るものだと逆に驚く。まぁ、厳密に解けないようなものをモデルで扱うとなると、必ず汚さというのはついてまわるのは仕方の無いことだが、う〜ん、どうも納得がいかんぞ。いっそ「全部間違ってる!」といってやりたいぐらいだ。ParisiのRCBとTAPモデルとの比較は、よくこんなので収まったなぁとは思うが、今日の福島先生の言葉を借りるなら"ウルトラC的な解釈"だと思う。汚いながらよく平均場でここまであがけたものだという努力は認めるし、節々のアイデアにはなかなか良いものを感じるが、うん、確信して言ってやる、「ぜってー間違ってる!」
今日の集中講義には、遠方からいらした方も少なからずいらした。名大の物性実験M2の徳田さん、東大金子研M2の中島さんがその二人だ。中島さんは、なんと!俺の高校時代に塾に通っていた友達と同級生。当時良きライバルでもあり、良き友達でもあった東海林の友達だった。彼とは音信不通になってしまっていたが、聞くところによると、北大の大学院で建築を頑張っているらしい。高校時代から「建築学科に行って、建築家になる」と言っていた彼は、無事有言実行しているようだ。しかも、それだけでなく建築関連の賞を受けたとかで、えらく羽振りがいいらしい。友人がめきめきと頭角を現し、活躍しているというのは、聞いてるこちらとしても気分がいい。俺もさっさと論文を書き上げるなりの成果を出せるように頑張らなくては!あくまで彼とはライバルであるから(?)、俺も負けてはいられない。中島さんとの会話も面白かった。いろいろなところに顔をだしているらしく、それは研究の説明慣れしているところからも見て取れた。お互い成果を出してない身とはいえ、研究のことなど物語っていてとても面白かった。同じ非線形非平衡系とはいえ、やっていることが少し違っていて、いい刺激になった。最近の動向なども探れたし、また夏の学校ででも話せるといいな。(もっとも相手が自分の研究に興味を示してくれていたかどうかは未知数だが)
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