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昨日はブログを更新したあと、キャッチボールをして、『インストール』を読んだ。疲れてもう寝ようと思ってたのに、徹夜明けのテンションだなー。今日の朝に福井先生おすすめの『戯作三昧』を読んで、日中は修論の手直し、夕方過ぎからは坂田研の人たちと発表練習。現在午後4時半。なんか、みっちり研究って感じでもないけど、まぁまぁ有意義な一日だった気もする。しかし、眠い。
『戯作三昧』は確かに良かった。福井先生がいいというのもなんか分かる気がする。芥川なだけに文章がたくみで、まさに「文学」というきはするが、いいところは新しいことを生み出すことを生業にしている主人公に自分を投影し、共感できることが多分にあるからだろう。あんまり内容に関して、こういうところで触れない方がいいと思うから控えるけど、一か所「きたっ、さすがっ」と思うところがあった。こういう感覚は久しぶりだったなぁ。情景描写、人物の考察と感覚、構成のうまさ、申し分ない。ちなみに、『インストール』も個人的には良かったと思うんだけど、福井先生はダメだっていってたw
修士論文の発表練習。坂田研は原子核理論なので、hbarのある話を聞かせていただく。やっぱり他分野の話で、わりと物理的な描像がしっかりしている話を聞くのは面白い。大まかに、4つ。O君の相対論的なHartre-Fock近似で数値計算をしたのとY君のSkyrme力(三体の相互作用を加味する)をもちいた数値計算。この二つは、どちらも安定な原子核を対象にしたものだが、同じ対象についてどちらの結果も一致していたのは興味深かった。・・・というよりは、勉強になったという感じが強いかな。あと、Nくんのは、中性子をアクチノイドにあてて、そのときに出てくるガンマ線のエネルギースペクトラムの理論計算。放射性廃棄物の処理にかかわる問題(中性子をぶつけて、半減期の低い物質にかえるというのが扱ってる現象)で、溶鉱炉の設計や装置の改良の基準になる理論計算らしい。光学模型とか統計模型とか俺のよくしらないものが出てきたが、雰囲気は感じ取れた。やっぱ小さい粒子でも現象が見えるものは面白い気がする。わりと俺が何にでも興味をもつタイプなのかもしれないけどね。でも、やっぱ、非平衡現象論でしょ。やめられないよ。DのIさんにもある研究を紹介してもらった。二つの粒子をぶつけて、一つに融合するような反応、といっても、条件によって融合しなかったりってのはもちろんあるけど、それを一般化Langevinでやるって話。原子核でも、こういうクラシカルな方法が取られているのはとてもうれしいことで、「ざまーみろ」って気分もあるが、なんか、量子効果も無視できないよって結論だった。気になるのは、一般化Langevinにカーネルが含まれてなかった(?)こと。単にノイズがホワイトでないというだけで一般化Langevinとは、まぁ、言ってもいいけど、そこのところでちょっとセンスが違うなぁと思った。それに、相関関数が負にもなるようなへんな関数使ってたし。ちょっとまだよくわからない。まぁ、収穫としては、一般化Langevinも割と汎用性があるのかなぐらいかな。あれだけの情報で内容は詰められない。また機会があったら調べる感じだな、こりゃ。(多分しらべねぇな)よーし、今日はこれにて、もう眠くて仕方がないや。でも、わりとバシバシ突っ込みを入れまくったから、満足感はあるなぁ。眠いけど。自分に対する突っ込みは少なくって、ってか、ちょっと行間省きすぎたかなぁ、当日は非専門の人も多いと思うし、すこし基礎的なところからしゃべった方がいいのかなぁ、と思いながら、もう家に帰ろう。いい加減きりないし。もう5時まわってるし。それでは!
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