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アップロードが遅れまして、申し訳なかったです。昨日気づいたことなんですが、サーバーの問題ではなく、FTPソフト(サーバーにアップロードするためのソフト)の有効期限が切れていたのが原因だったようです。ご迷惑をおかけしました。。。今は、問題解決しましたので、ご心配なく!そういうわけで、ここ最近のアクセス数が気になってみてみたら、なんと8日に一日最高523件という偉業達成!う〜ん、一体どこから誰が見てるんだろー?
昨日の朝からプログラミングに関する本を読んだ。東大の牧野さんのパソコン物理実地指導なる本だが、一言でいうとやられた。Cにかじりついてから間もないが、ちょっとプログラムに関する認識が甘かったなぁ。「アルゴリズムだけわかっていれば、プログラミングなんて簡単なもんだ」って思っていた自分が情けない。しかし、これは完璧計算機屋さんのためのテキストのような…。上には上がいるという意味での挫折と、そこまでこだわらなくてもいいんじゃねぇ?っていう自己擁護があいまってちょっと曖昧な感じ。(しゃれではありません。)俺の認識では、あくまで計算機は道具っていう意識だから、正直、そこまでプロいプログラミングが必要とは感じていない。しかし、今後モデルを作ったりして計算機を走らせるといった折に、プログラミングによる誤差が増大して全体的な影響を与えるような系を取り扱う場合はそうはいかない。そういう問題がどういった場面で出てくるのか、これがもっと詳しくわかればよかったんだが、ちょっと現状では不明。こういったことは、中川先生に相談しなきゃいかんなぁ。
確率論の数学的な基礎という言葉を、結構使ってきた気がするが、ちょっと考えが変わってきた。もともと伊藤積分とかに興味をもってやりたくなった分野ではあるのだが、本格的にやろうとするとなかなか大変であることがわかってきた。まぁ、ある程度そうだろうなぁとも思っていたんだが…。
先日図書館に請求した「伊藤清の確率論の基礎」が届いたので、今日目を通してみた。伊藤清は、前述の伊藤積分の伊藤だが、もう一冊の名著「確率論」では荷が重いと、「基礎」という言葉に魅かれてやる気になった。が、やはり難しい。巻頭に一言”確率とは、ルベーグ測度である”。う〜む、やはりかぁ。おそらく必要になるだろうとは思っていたが、こうまではっきり言われるとマジでやるなら(そうならだけど)やらないわけにいかんよなぁ。以前にそういうことが必要になるであろうと、志賀浩二の位相への30講にも手を出していたのだが、半分読んだ辺りで飽きちゃったしなぁ。他にも、渡辺信三の確率微分方程式や共立講座の確率微分方程式,共立講座のルベーグ積分からの確率論,ちょっと邪道的な雰囲気を漂わせるコルモゴロフの確率論入門などをかじってみたものの、いまいちのらなかった。おそらく、数学的な知識背景が欠如しているからであろう。数学よりの本は、一度理解すると非常に枠組みがしっかりしていてきれいな気はするが、いまいち物理的直感が見えにくい。伊藤清の確率論の基礎でもそう感じたが、確かに定義はよくわかるし、なんかいい気がする。ただ、なんか当たり前のことを定式化しているだけのような気がして、新たな知見が得られている気がしてこない。(世の数学屋さんの皆様、本当にすいません。一重に、私の浅学さによるものです。)理屈では、伊藤先生がそうであったように「こういう緻密な議論が出来てこそ、新たな理論ができあがるんだ」というのはわかっているんだが、どうもまだ必要性がしみじみと感じられない。
少し話がそれるが、学問をやる上で一番大事なのは、モチベーション(動機付け)だと思う。必要性も感じずにただ漫然と勉強している奇妙な連中もいるようだが、やはり動機付けが曖昧なまま学問を進めていっても、行き詰ってしまう気がする。つまり、研究する場面で、苦労する。何か新しいことに挑むとき、既存の理論ではなんともならない。(そうでなければ、新たなことではない。)そういったときには、目標に対して何が必要であるかを考えねばならない。このとき、ただ学問を鵜呑みにしていると、その問題に対して何が必要なのか思いつかなくなってしまうと思う。歴史的に見ても、天才は若くしてその頭角を現し、若い間にいい仕事を残す。晩年になって知識が増えたからといって、いい仕事が出来るとは限らないのは、そのためであると思う。”いろいろ知りすぎてしまっても研究は出来ない。ただ、まったく知らなくても研究は出来ない。”島田先生がそんなことを言っていた気がする。
で、単に、今後の方針を書くにとどめようと思ったが、ずいぶん長引いてしまった。そんなわけで、ちょっと方向を転換して、まず物理の方面から確率をアプローチしようと思う。なんか落ち着くところに落ち着いた感はあるが、まぁ、いわゆる、統計物理ですな。めっちゃフツー…。もう少し具体的に言うと熱力学。やはり、こうなってしまう。図書館で請求したキャレンの熱力学が予想以上に良かったので、それをやろうと。結局購入し、もうすぐアマゾンから届く。それと、ゼミでやる予定のゆらぎのエネルギー論。あとは、定評のある雑感で知られる(?)田崎さんの熱力学かな。田崎さんは夏に集中講義にいらっしゃるので、そういった意味でもしっかりやっておかなければならんかもしらんな。それと、タイトルはふざけているがなかなかポイントが絞られていると思うルベーグ積分超入門かな。
今日は、なんだか本の紹介に終始した気がするが、まぁ、ちょっとした方針転換と新しい目標を設定した感があるので、こんなでもいいでしょう。
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